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【映画】瀬々敬久監督『アントキノイノチ』『ヘブンズ ストーリー』感想

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以下、過去の記述より。
カッコ内は私が見た日付です。

アントキノイノチ

(2013/7/6)
高校時代に友人を「殺して」しまった主人公・永島杏平(岡田将生)は、心を壊してしまった。そんな彼が遺品整理の仕事や同僚のゆき(榮倉奈々)とのやりとりを通じて、失ったモノを取り戻し、大切なことを見つけていく。

死をキレイに拭う(取り除く)べきだと思っていた主人公だが、死は生者に残る(残させるべき)ことだと理解していく――アノトキノイノチ――。

重いテーマの話。
原作のさだまさし凄え。

カメラアングルやズーム/引きなど、色々な映しかたをやっているなあ、って印象。

「元気ですかー」
その声が響いている。

ヘブンズ ストーリー

(2019/9/11)
DVD上下2枚組で約280分の作品。

妻子を殺された男と殺した元少年。
家族を殺された少女。

村上淳が演じる警官が印象に残った。
一人息子と暮らす彼は、自分の拳銃を奪いに来た男を誤射で殺してしまった過去を持ち、それは事故や不可抗力のようなものだと周囲から見れば思うが、彼は責任から残った遺族に金を払い続け、しかも復讐代行で殺人まで請け負う。生きる理由や現実の中を見つめること、人の生死を考えるのに疲れてしまったように見えた。

終盤、彼が金を払い続けていた遺族の女(江口のりこ)が”大人になって”新しい命を産む。

5時間弱、重厚な作品だった。

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