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【映画】ヤン ヨンヒ監督『かぞくのくに』感想

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以下、過去の記述より。
カッコ内は私が見た日付になります。

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■かぞくのくに(2013/12/15)
とある家族、日本に住む一家の長男だけが北朝鮮で生きている。

病気治療のため25年ぶりに兄(井浦新)が日本に非公式に帰国したところから、作品ははじまる。

登場人物が生きる世界の最上項には常に、北朝鮮という国家がある。
(彼らの世界の頑強なフレームとなってしまっている)

ただ一人、日本で生きてきた妹(安藤サクラ)は「あの国は大っ嫌い」と言いはなつ。
だが、兄も妹も、父と母も、北朝鮮の同志の人も、誰もがそれぞれに事情を抱えていて(抱えざるをえなくて)、やりきれなくなる。

ラストシーン、大きなスーツケースを買った妹、彼女は北朝鮮という国・世界でしか生きることのできない兄の人生も、その分もいきようと決意したように見えた。

安藤サクラと井浦新の演技が良い。

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