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【映画】岩井俊二監督『リリィ・シュシュのすべて』感想

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岩井俊二監督の他作品については別のページに感想をあげています。
https://www.mrsugarblog.com/%e3%80%90%e6%98%a0%e7%94%bb%e3%80%91%e5%b2%a9%e4%ba%95%e4%bf%8a%e4%ba%8c%e7%9b%a3%e7%9d%a3%e4%bd%9c%e5%93%81%e3%81%ae%e6%84%9f%e6%83%b3/

以下、過去の記述より。
カッコ内は私が見た日付です。
※ネタバレがありますので、未見のかたはお気をつけください

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■リリィ・シュシュのすべて
(2013/5/23)

リリィ・シュシュは歌手。

リリィはジョン・レノンが殺された日時に誕生したらしい。主人公(市原隼人)も好むリリィ、冒頭から作中では度々リリィのファンによるWebサイトのメッセージが挿入される。

「今の子どもは何を考えているか、何をするかわからない」と言われる世代、主人公たちは中学生。色々色々モヤモヤした思春期特有の感情、行動、衝動が描かれる。

作品の後半、主人公の友人・星野(忍成修吾)の変貌により物語は一気に加速する。
いじめ、レイプ、自殺。
星野が抱える闇は、彼を悪の化身にしてしまう。

ラスト、リリィのライブ会場出口で衆人に囲まれつつ、しかし誰からも見られることなく、主人公は星野を刺殺する。

リリィのファンが言う”エーテル”とは何か。もしそれが人間だけが持つ「感情の芽生えの集積」のようなものなら。
主人公も星野も、彼らのエーテルは日々カタチを変えていて、抱えているのが時々死ぬほど嫌になる、本当によくわからないモヤモヤしたもの、かもしれない。

ビデオカメラの映像が印象的だった。

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