スポンサーリンク

【コラム 流行】流行りと価値観

スポンサーリンク

初めて流行というのが自分とは関係なく流行しているのを認識したのは、慎吾ママだと思う。おっはー!と元気な挨拶が流行語大賞を受賞したのは2000年。私が中学2年のころ。

それまで流行りを知らなかったわけではなくて……たまごっち、だんご3兄弟、ジャニーズのアイドルなどなど、14才になるまでは流行しているものに対して自分がポジティブな感覚を抱いていて、自分が好きだから流行ってる――そんな誤った認識を持っていたんだと思う。

「慎吾ママのおはロック」は100万枚越えのミリオンセラーとなった。多感なお年ごろと言えばまだいいほうで、自意識が高まり始めた中学2年生のアホは、慎吾ママが叫ぶおっはー!を聞くたび、マヨネーズをチュッチュする姿を目にするたびに嫌悪感と反発心の数値を上昇させていった。
(SMAPは好きだし、香取慎吾が嫌いなわけではありません)

自分が興味のない、たとえ嫌いなものでも世間では大人気になる。流行というのは自分が参加していなくても全然流行しているらしい。
価値観の違い、みたいなものを覚えたのが慎吾ママの大ブームだった。


妻と二人で図書館に行く。
私はいつも1冊か2冊。
妻は10冊とかまとめて借りたりする。

一度にそんなに借りても、読みきれないだろう。
返却期限の二週間後――ほら、案の定読めてない(とは言わないよう気をつけること)。

おウチにはお菓子を置いている。
私は次に食べるスナック一袋。
妻は、割と色んなお菓子を買って置いてることが多い。

たくさんお菓子置いたら、自分を甘やかして食べ過ぎちゃうこともあるだろう(とは言わないように)。


ロシアで生まれたゲーム「テトリス」は大流行を越えて、もはやド定番ゲームとなった。ゲームボーイソフトと、あとキーホルダー型(スマホの半分~3分の1サイズくらいの)テトリスには熱中した。

テトリスのブロックでこんなのがある。

横一列を揃えて消すゲームで、最も歪なブロック。これをどう置くか、どう対処していくかがテトリスの大きなポイントの一つだと思う。
このブロックばかり続くと、ゲームが難しくてイライラしてしまう。この歪なブロック、他の人はどういう風に対処しているのだろうか。


(慎吾ママとかSMAPとか書いていたら「セロリ」の歌詞を思い出した。「セロリ」について書くつもりは微塵もなかったから言及しない)

図書館で借りる冊数を読みきれる範囲にするか、興味のある本をたくさん借りるかは人それぞれだろう。返却期限までに読み終わりたい人、特定の作者やジャンルの色んな本に触れたい人、何か調べものをしている人――それぞれが好きなように好きな冊数を借りればいい。

お菓子をたくさん置いていたら一度に食べ過ぎてしまうこともあるけれど、悪天候で買い物に行けないときなどはストックにもなる。

テトリスの歪なブロック。
これを一つで考えるからいけない。
あれは、他のブロックと合わせて消すのが大切だ。

妻はマヨネーズをけっこう使う。
私はマヨネーズはそれほど使わない。
慎吾ママはマヨネーズをチュッチュする。

他の人のやり方を見て触れなければ、テトリスは上達できない。

(マヨネーズも出したし、やっぱり「セロリ」に触れるか)
≪価値観はイナメナイ≫

タイトルとURLをコピーしました